「死」を意識し、寂しいと泣いたモモ助にビックリした話

保育室・幼稚園

私の母方の祖父がなくなりました。
私は息子くんを連れ、祖父の葬儀へ参加しました。

このとき息子くんは3歳(年少)。
まだ「死」も良くわかってないだろうと思い、彼にはあまり祖父の死や葬儀の意味について説明しませんでした。

「ママのおじいちゃんがお空に行くから、みんなでお見送りするんだよ」
なんて濁して説明をしました。

当時息子くんは
「僕はママのお腹の中に来る前はお空にいたんだ。お空はとても楽しいところなんだ」
と本気なのか、何かの絵本で得た知識なのかわかりませんが、
「生前お空説」を事あるごとに唱えていたので、
そのように説明しれば納得させやすかったのもあります。

葬儀中、いとこの子供たちと遊んでた息子くん。
大人たちも、祖父が90歳を超した大往生だったこともあり
悲壮なお葬式というよりはとても和やかに時間が流れました。

息子くんがショックを受けるような場面もなかったように思ってました。

さてお葬式から帰ってきた晩。
寝室の電気を消しておやすみなさいをしてしばらくすると…

息子「ねぇ、ママ。ママのおじいちゃんはあそこ(多分火葬場の火葬炉)に入っていったじゃん。あそこからどうやってお空に行くの?」

私「う~ん、あの扉の向こうからお空に行ったんだと思うよ」

息子「…(声にならない声で泣き出して)お空は真っ暗だし、寒いし、誰もいないから、僕は行きたくないよぉ」

私「(かなりびびりながら)え?なんで~?モモ助はお空から来たんでしょ?楽しいところだって言ってたじゃん!ママのおじいちゃんもそこに戻るだけだし、きっと楽しいよ?」

息子「一人で行くんでしょ?寂しいよ、真っ暗で一人じゃ無理だよ~~~お空は嫌だよ~~」

3才だし、死なんてよくわかってないだろうし、
葬儀所で何が行われてるかも分かってないと思っていたのに、
息子くんのこの反応はすごく驚きました。

怖い系の絵本か何かで見たのかな…とも思ったのですが、
暗くて誰もいなくて冷たい、寂しいと訴える様子が冗談でもなく、
きっと「死」に対する本能なのかもしれないなぁと思いました。

私「大丈夫だよ。きっとモモ助がお空に行くときは、先にママがお空にいるだろうし、迎えに来てあげるから!一緒だから寂しくないからね」

と言って抱きしめ慰めながらも、私自身もその日を想像し、胸にこみ上げるものがありました。

 

 

ちなみに後日談。
何かの会話のときに、また生きる死ぬの話になって
「モモ助がお空に行くときはママも一緒に行くから寂しくないよっ!」
と私が言うと、
「僕はパパと生きるから、その時はママだけお空に行ってね」
と言われました(´Д⊂ヽえーん

※どうしてこんな会話になったのかは覚えてませんが…

保育室・幼稚園
スポンサーリンク
Rinkoをフォローする
ちょっぴりアスペな息子(・ω・)の成長記録