療育センターでは、「小学校の就学時健康診断では、幼稚園での困りごとや、入学してからの不安を気軽に相談できます」と聞いてました。
通常級に通う子でも、気軽に相談して大丈夫ですよ、と。
なんとなく「幼稚園に通いながら療育センターも利用する」という流れが小学校でも続くのかなぁなんて漠然と思っていた私は、あまり深く考えませんでした。
療育センターから、児童の苦手なことや手助けが必要なことを学校へ伝えるためのテンプレートをもらい、小学校に提出するための資料を作りました。
資料にはモモ助について以下のことを書きました。
・集団行動に参加はしてないが輪は乱さない
・集中力が散漫なときがある。
・こだわりや思い込みが強いときがある。
・人づきあいに奥手な面がある
・声かけが必要な場面がある
・幼稚園での様子
そしていざ入学前検診当日。
身体測定など滞りなく終わり、最後に先生と面談です。
「モモ助くん。おめでとう!4月から1年生です」と入学許可証をいただきました。
そのタイミングで例の資料を渡しました。
モモ助について、学校にお伝えしておきたい特性について書いた資料です。
資料に目を通した先生の顔色がすっと変わり、擁護室の先生を呼びに行かれました。
なんとなく周りの先生もザワザワしてる気が??
擁護の先生が来て、「校長先生が本日いないため、後日お電話してもいいでしょうか?」と言われたので、「もちろんいいですよ」と答えました。
私は「やってしまった…」と感じました。
思っていた反応と違う…
「相談するタイミングを間違ったかな?思った以上に大事になってる気がする」と後悔しましたが、後の祭りです。
翌日。校長先生から電話がありました。
校長先生からは
「いただいた資料を拝見しましたところ、正直通常級では難しいと思います。一度、特別支援教育総合センターで見てもらってください。申し込んでから時間がかかるので、少しでも早い方がいいです。」
と言われてしまいます。
…ええ!?
いやいやいやいやいや!
療育センターでは発達障害と言われたけど、正直、親としては限りなく個性に近いグレーゾーンと思ってて。
知能の発達は遅れてないから、通常級でいいかなと思ってて。
療育センターでも、通常級でやってみて、難しければ学校と相談する流れでもいいと言われたし。
自己主張の弱い子だから、問題を抱えていても気づかれずらいから、あらかじめ学校には伝えておいた方がいいかな、ぐらいに気軽に考えていたわけで…
「あの、療育センターへ既に色々と相談しているのですが、特別支援教育総合センターに行く必要があるのですか?」
勇気を振り絞って校長先生に聞いてみると
「療育センターとは全く別の機関なので、是非一度行ってください。」とのこと。
こういう可能性があるなら、むしろ療育センターから先に言って欲しかった。
何故療育センターでは特別支援教育総合センターの案内はなかったの?
学校からそう言われる可能性があるなら、あらかじめ言っておいてほしかった。
いろんなことがぐるぐる頭の中を巡り、なんだか入学前の最初の大切な一手を誤ってしまったような、とてつもない後悔に襲われました。
とりあえず、特別支援教育総合センターの件は、今は考えてないことをお伝えし、
・通常級でお願いしたいこと
・ただ、問題も抱えやすいのであらかじめ相談したかった、ということ
・療育センターでも支援級でなくても問題ないのでは、と言われていること
をお伝えし、一度校長先生と私とモモ助で三者面談していただくことになりました。